素地屋さん
九谷焼の製作は、古くより分業制で作られております。大きく分けて、『素地をつくる人』と『絵付けをする人』
『絵付けをする人』の多くは、個人で小さく営んでおられる方が多いのですが、『素地をつくる人=素地屋さん』は、大きく工場のような所が多いです。特に九谷焼の陶石が採れる小松市八幡地区に3~4件の大きな素地屋さんがあり、そこに絵付師の方が、足を運び注文するシステムになっております。
しかしながら、洋食器と違い、和食器は大きさ・形などを考えると膨大な種類がありますので、お皿だけでも何十種類の素地があります。
九谷焼の素地というのは、絵でいう所の『キャンバス』
『キャンバス』があって、初めて九谷焼の絵が存在するので、素地屋さんはとても重要な役割を果たしているといっても過言ではなりません。
有田焼と違い、少し青みがかった独特の素地。いつまでもその窯の火を絶やさぬよう応援していきたいと思います。
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九谷陶芸 北山堂