九谷焼の北山堂 店長日記

鉛毒問題

阪急百貨店での展示会も無事終了いたしました。ご来場いただきましたお客様におかれましては本当にありがとうございます。また来年、皆様にお会いできる日を楽しみにしております。

さて、今回の展示会では隣接する会場で、この方が個展をされておりました。
先生は鉛毒問題を早期から研究されており、鉛毒問題の権威者といっても過言ではありません。
今年3月から基準が厳しくなることについて、合間を見て色々と議論をさせていただきました。
私の認識としては、基準が厳しくなることは日本の法律で決まることなので仕方の無いことだと思いますが、鉛を使った発色の良い九谷焼の伝統文化を残していくべきだと思います。

鉛毒問題で一番ネックなのは、和皿です。食器として考えるのか、絵皿として考えるのか。

私としては、法律が変わる以上、私は絵皿として販売していくべきだと思います。
しかしながら、絵皿として販売するので、売上は必然的に減ります。それを別のアイテムで売上を落とした分カバーすれば良いのです。

例えば食器でいうならば、飯碗、急須、湯呑、蓋物、醤油差し、楊枝入、マグカップ、コーヒーカップなど、余程のことが無い限り、酢の物を使用しないアイテムを拡充すればよいのではないでしょうか。

食器以外であれば、アクセサリー。 九谷焼業界では、お土産品のイメージが強いですが漆器などでは様々なアイテムが商品化され、また実績もあります。

九谷焼の歴史の中で、食器というアイテムは昭和に入ってからの歴史の浅いものです。本来の装飾性の強いアイテムに重点をおけば良いのです。
※置物、香炉、壷、額など

無鉛絵具の開発も良いかもしれませんが、色の深み、豪快な絵付けが特徴の九谷焼の良さを残すことが一番重要だと思います。

(余談)
阪急百貨店の和食器売場を覗いてきました。とても面白い和食器が数多く展示されております。特に、このブランドは同じ色絵として興味が惹かれました。
※売上も好調だそうです
[PR]
by hokusando | 2008-01-30 08:53 | つぶやき