ニューグランドホテルのパネル
やはり人や車が中心部に入ってくる数が激減し、商売にも少なからず影響がある様子。特に今後気になるのは、金沢駅前と香林坊地区との関係です。今まで金沢といえば、地方都市には珍しく、駅前ではなく、車で15分程度離れた所に繁華街があります。ところがここ10年程で急に駅前に様々なオフィスビル、マンション、ショッピングモール、ホテルが完成し、昔の面影というのがほとんど感じられなくなりました。当然、人口が増えているわけではないので、今まで香林坊地区にあった会社が新しい駅前のオフィスビルへ、あるいはマンションへと駅前に移り住む現象が起きています。中心市街地の魅力といえば、『海外一流ブランド』、『繁華街』、『歴史的建造物』があるという優位性だけかもしれません。
幸い当店は九谷焼という特殊なものを取り扱っており、その影響というのは少ないかもしれませんが、やはり人通りの少ない商店街より、多くの人が歩いている商店街にあるのとでは、大きく違います。今後、広坂商店街が埋没してしまわないよう商店街活動をしていきたいと思います。
話は変わりますが、会議の行われた金沢ニューグランドホテルのロビーに九谷焼のパネルが展示してありました。もちろん焼き物ではなく、スクリーン印刷のものでしたが、古九谷の名品である飾皿をデザイン的に配置した興味引かれるデザインでした。今後の物づくりにいかせればと思いながら、夜も更けていったのでした(笑)
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九谷陶芸 北山堂